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しじみの産卵期。ヤマトシジミ・マシジミ・セタシジミの産卵期。

疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が期待できるしじみは二枚貝の一種で、一年を通して購入することができます。しじみを美味しく食べることができる旬の時期を知るためには、産卵期を知っておくと分かりやすいです。ここでは国産しじみである、ヤマトシジミ・マシジミ・セタシジミの産卵期についてご紹介します。

ヤマトシジミの産卵期

ヤマトシジミは海水と淡水が入り混じっている汽水域に生息しており、国内流通量の99%以上を占めています。ヤマトシジミの産卵期は夏の時期(6~9月)です。ヤマトシジミは雌雄異体の生き物で、雌が産卵した卵に雄が精子を吹き出します。雌は1個体あたり数十万個の卵を産みます。卵の大きさは直径0.1ミリ程度のため、肉眼で見ると煙突から煙が吹き出たように見えます。産卵後はすぐに雄が放出した精子と出会って受精し、水中を漂います。ヤマトシジミの旬の時期は、産卵を控えた夏頃だと言われています。夏のヤマトシジミは産卵に備えて、身が肥えて栄養が他の季節よりも多く含まれています。

マシジミの産卵期

マシジミは淡水域に生息しており、河川の環境悪化などが原因で現在はほとんどみられないしじみです。マシジミの産卵期は4~10月です。マシジミは雌雄同体の生き物で、産卵期には体内受精を行い、稚貝になるまで殻の中で育てていきます。稚貝まで育つと、水中に放出していきます。マシジミの旬は秋から冬で、身には独特の臭みがあります。

セタシジミの産卵期

セタシジミは主に琵琶湖から流れ出る瀬田川に生息しており、琵琶湖周辺や京都などで売り買いされているしじみです。セタシジミの産卵期は6~10月です。セタシジミは雌雄異体の生き物で、雌が産み落とした卵に雄が精子を吹き出します。ヤマトシジミとの違いは、生育環境が淡水域だということです。セタシジミの旬は1~4月で、寒い冬を乗り越えるために身が肥えて旨味が増しています。

まとめ

疲労回復や二日酔いといった健康効果が期待できるしじみは、産卵前に旬の時期を迎えます。国産しじみの流通量の99%以上を占めているヤマトシジミの産卵期は6~9月です。産卵を控えた夏頃のヤマトシジミは旬の時期で、身が肥えて栄養が他の季節の時よりも多く含まれています。旬の時期のしじみを楽しんで、心も身体も健康的な生活を送りましょう。

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