※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

しじみに含まれる花粉症に効く栄養素。オルニチン、メチオニンなど。

しじみは疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が得られる食品として有名です。しじみはそれら以外にも、花粉症対策に役立つ栄養素が豊富に含まれています。しじみを食べて免疫力を向上させることで、花粉症の症状を抑える効果が期待できます。ここでは花粉症の原因と、しじみに含まれる花粉症対策に役立つ栄養素についてご紹介します。

花粉症の原因

花粉症とは、体内に花粉(アレルゲン)が入ったときにそれを排除しようとする『免疫反応』によって、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が起きることをいいます。花粉症の主な原因は、抗原抗体反応によるものです。空気中に飛散しているスギ、ヒノキ、イネ花粉などのアレルゲン(抗原)が鼻の粘膜に付着すると、身体の中で抗体が作られ、肥満細胞と呼ばれる細胞にくっつきます。その後、ふたたび花粉が鼻の粘膜などから体内に侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出されます。アレルギー誘発物質が放出されることで、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応が起こります。
花粉症を発症する人は、遺伝的にアレルギー体質であることが主な原因だと言われています。それ以外にも、バランスの偏った食生活、睡眠不足、ストレスといった生活習慣も花粉症の原因になると考えられています。不健康な生活習慣を続けることで免疫力が低下し、花粉症が起きる可能性が高くなるのです。

しじみに含まれる、花粉症対策に役立つ栄養素

二枚貝の一種であるしじみは、生活習慣が原因で起きる花粉症対策に役立つ栄養素が豊富に含まれています。しじみに含まれる花粉症対策に役立つ栄養素は、下記の4つです。

オルニチン

しじみに豊富に含まれているオルニチンは、肝臓のオルニチンサイクルを活性化させてアンモニア解毒を促進させる働きがあります。アンモニアはタンパク質からエネルギーを生成する過程で作られる副産物で、人体にとって有害な物質です。アンモニアが体内に蓄積すると免疫力が低下し、花粉症を引き起こすリスクが高くなります。しじみからオルニチンを摂取してアンモニア解毒を促進させることで、免疫力を高めて花粉症対策効果を得ることができます。
しじみ以外にオルニチンが含まれている食品は、ヒラメ、キハダマグロ、チーズ、パンなどです。これらの食品のオルニチン含有量はしじみよりも少ない為、花粉症対策に補助的に活用するのがおすすめです。

タウリン

しじみに豊富に含まれているタウリンはアミノ酸の一種で、肝機能を向上させることで免疫力を高める働きをする栄養素です。タウリンは、肝臓で胆汁酸の分泌や肝細胞の再生を促したり、細胞膜の機能を安定化させる働きがあります。肝臓は食事から摂った栄養素をエネルギーに代謝したり、アルコールやアンモニアなどの体内の有害物質を解毒する働きをしています。しじみからタウリンを摂取することで、このような肝機能を向上させ免疫力を高め、花粉症対策効果を得ることができます。
タウリンはしじみ以外に、カニ、イカ、タコ、エビ、カキ、サザエ、アジ、サバなどの魚介類に豊富に含まれています。

メチオニン

しじみに豊富に含まれているメチオニンはアミノ酸の一種で、アレルギー症状を緩和する効果があります。メチオニンはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑制する作用を持っています。しじみからメチオニンを摂取することで、血液中のヒスタミン濃度を抑え、花粉症の症状を抑制する効果が期待できます。
メチオニンはしじみ以外に、鶏肉、牛肉、マグロ、勝井、牛乳、チーズ、豆腐、納豆、ナッツ類などに豊富に含まれています。

ナイアシン

しじみに豊富に含まれているナイアシンは、皮膚や粘膜を健康な状態に保つ働きをする栄養素です。ナイアシンは抗酸化物質であるグルタチオンを再生させる働きがあります。グルタチオンは強い抗酸化作用があり、肝臓の機能を高めて解毒作用をサポートする働きがあります。体内の抗酸化作用が衰えると、身体に様々な老化現象を引き起こし免疫力低下に繋がります。しじみからナイアシンを摂取することで体内の抗酸化作用を高め、免疫力を上げることで花粉症対策効果を得ることができます。
ナイアシンはしじみ以外に、タラコ、マグロ、めんたいこ、カツオ、イワシなどに豊富に含まれています。

まとめ

花粉症はスギやヒノキなどの花粉が体内に入った時に、それを排除しようとして起きる免疫反応によるくしゃみや鼻水などの症状です。花粉症の原因は遺伝的にアレルギーになりやすい体質に加えて、暴飲暴食や運動不足といった生活習慣による免疫力低下が挙げられます。しじみは生活習慣が原因で起きる花粉症対策に役立つ栄養素が豊富に含まれています。花粉症に悩んでいる人は、普段の食生活にしじみを活用してみてはいかがでしょうか。

関連コラムColumn