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しじみが腎臓にいい理由。オルニチンが腎機能を助けるメカニズムは?

しじみは「肝臓に優しい」ことで広く知られており、疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が得られることで有名な食品です。しじみは肝機能を高める働きがありますが、それ以外に腎臓をサポートする働きがあることも分かっています。しじみに豊富に含まれるオルニチンは、直接的に腎臓に働きかけることはありませんが、間接的に腎機能を助けています。ここではしじみに含まれるオルニチンが、腎機能を助けるメカニズムについてご紹介します。

オルニチンが腎臓によい理由

しじみが腎臓にいい理由は、オルニチンが腎臓の働きをサポートするからです。オルニチンは以下2つのメカニズムで、腎機能をサポートしています。

腎臓のろ過機能をスムーズにする

しじみに豊富に含まれているオルニチンは、アミノ酸の一種で、肝臓のオルニチンサイクルを活性化させることでアンモニア解毒を促す働きをします。アンモニアはタンパク質からエネルギーを生成する過程で作られる副産物で、体内に蓄積すると肝機能を低下させます。肝臓で処理しきれなかったアンモニアは、血流に乗って全身を巡り、腎臓へ運ばれます。腎臓の機能で最も大切なのは、老廃物や余分な水分を体外へ排出する『ろ過機能』です。全身を通る血液はもれなく腎臓を通過し、老廃物などの不要物がろ過されています。本来は肝臓がするべきアンモニア解毒を腎臓がすることになると、腎臓の負担が大きくなってしまいます。腎臓のろ過機能を正常な状態に維持するためには、肝臓のアンモニア解毒を促すことが重要です。しじみからオルニチンを摂取してアンモニア解毒を促すことで、間接的に腎臓の負担を軽減し、ろ過機能をスムーズにすることができます。

クレアチニン値を下げて腎臓の負担を減らす

クレアチニン値とは「体内に含まれる老廃物の量」のことを指します。クレアチニン値が高いと血中や尿中に老廃物が溜まっており、腎臓の負担が大きくなっていると言えます。腎臓の負担が大きい状態が続くと、腎炎や腎不全に繋がる可能性が高まります。しじみからオルニチンを摂取して肝機能を高めることで、腎臓にかかる負担を軽減して、クレアチニン値を下げることが期待できます。
腎臓は肝臓と共に「沈黙の臓器」と呼ばれており、自覚症状が出ないまま臓器を傷つけてしまいがちです。「まだ若いから大丈夫。」「自覚症状がないから問題ない。」などと言って何もしないのではなく、普段から腎臓や肝臓に優しい生活を送ることが大切です。

オルニチンを効率的に摂取する方法

しじみは他の食品と比べてオルニチン含有量が圧倒的に多い食品です。生しじみを食べてもオルニチンを摂取することは可能ですが、より効率的にオルニチンを摂る方法があります。
それは冷凍じしみを食べることです。
青森産業技術センターが行った研究によると、-4℃で20時間冷凍したしじみは、生しじみと比べてオルニチン含有量が約8倍も多いことが分かっています。オルニチンを効率的に摂取したい人は、冷凍しじみを活用するのがおすすめです。
また、しじみを調理するのが面倒だと思う人は、しじみのサプリメントを活用するのがおすすめです。しじみのサプリメントには、しじみの栄養素が凝縮されているため、効率的にオルニチンを摂取することができます。また、しじみのサプリメントはカプセルや粉末状など、様々な形状で販売されているため、自分の体質や好みに合った商品を選ぶことができます。サプリメントは持ち運びできる商品も多いため、時間と場所を選ばずにオルニチンを摂取することができます。

まとめ

しじみは一般的に「肝臓に優しい」というイメージが定着している食品ですが、腎臓を助ける働きもあります。しじみに豊富に含まれているオルニチンは、アンモニア解毒を促進させて肝機能を高める働きがあります。しじみからオルニチンを摂取することで、間接的に腎臓のろ過機能をスムーズにし、腎臓の負担を減らすことができます。いつまで健康的な身体であり続けるために、「腎臓にも優しい」しじみを普段の食生活に活用してみてはいかがでしょうか。

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