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しじみペプチドの働き。オルニチンとアラニンが結合したアコルビン。

二枚貝の一種であるしじみは疲労回復や二日酔い予防などの健康効果が得られる食品です。しじみにはアミノ酸が豊富に含まれており、オルニチンとアラニンが結合してトリペプチドを形成しています。この二つのアミノ酸が結合したトリペプチドを『アコルビン』と呼び、肝機能を保護する効果があります。ここではペプチドとは何なのか、しじみに含まれるペプチドの働きについてご紹介します。

ペプチドとは

ペプチドとは、2個以上のアミノ酸が結合した化合物のことです。約10個以上のアミノ酸が結合したものをオリゴペプチド、それ以上のアミノ酸が結合したものをポリペプチドと呼びます。ペプチドはホルモン、抗生物質、毒物、酵素など、著しい生理作用をもつ物質が多数報告されていて、タンパク質やアミノ酸とは異なる作用があることが、様々な研究から明らかになっています。 ペプチドには、血圧や血中コレステロールなどを正常に保つのをサポートしたり、お腹の調子を整えるのに役立つものなどがあります。近年では創薬や特定保健用食品などで、ペプチドを活用したものが作られるようになっています。

しじみに含まれるトリペプチドの働き

日本では昔から「肝臓によい食べ物」として、しじみが庶民に親しまれてきました。しじみにはアミノ酸が豊富に含まれており、ペプチドの存在が確認されています。しじみに含まれるペプチドはオルニチン2個とβ-アラニン1個が結合したトリペプチドで、『アコルビン』と呼ばれています。 アコルビンは青森県農林総合研究センターで発見され、肝機能を保護する効果があることが明らかになっています。2011年にマウスを使った実験では、アコルビンを摂取したマウスにALTやASRといった肝機能値の改善効果や、脂肪肝の予防効果があることが報告されています。アコルビンはしじみにしか含まれないトリペプチドです。アコルビンを含むしじみサプリメントも販売されているので、肝機能値が気になる人はしじみを活用するのがおすすめです。

まとめ

ペプチドとは、2個以上のアミノ酸が結合した化合物のことで、著しい生理活性がある物質が多数発見されています。しじみにはオルニチン2個とアラニン1個が結合した、『アコルビン』というペプチドの存在が確認されています。アコルビンは肝機能を保護する働きがあり、マウスを使った実験ではASTやALTといった肝機能値の改善効果や、脂肪肝の予防効果があることが報告されています。アコルビンはしじみにしか含まれていないため、肝機能値が気になる人は、普段の食事にしじみを活用してみてはいかがでしょうか。

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