※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

しじみに含まれるカルシウム。骨、歯の形成や筋肉の機能を正常に保つ。

カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、骨や歯を形成する重要な栄養素です。カルシウムといえば牛乳をイメージする人は多いと思いますが、しじみにもカルシウムが豊富に含まれています。ここではしじみに含まれるカルシウムの量と、カルシウムの働きについてご紹介します。

しじみに含まれるカルシウムの量

二枚貝の一種であるしじみには、100g(約35個)あたり約130mgのカルシウムが含まれています。厚生労働省が定めた食事摂取基準(2005年)によると、カルシウムの1日当たりの目標摂取量は成人男性で600~650mg、成人女性で600mgと定められています。カルシウムは骨格を形成する重要な栄養素であり、不足すると骨粗鬆症の原因になります。カルシウムはしじみ以外に牛乳、豆腐、納豆、ひじき、わかめ、小松菜などに豊富に含まれています。カルシウムは単独摂取での吸収率が低いため、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDと一緒に摂取するのがおすすめです。ビタミンDが豊富に含まれる食品は比較的限られており、魚介類、卵類、キノコ類が挙げられます。また私たちの皮膚は太陽光(紫外線)を浴びることでビタミンDを合成することができます。カルシウムを効率よく摂取するために、しじみなどの食品と一緒に魚介類や卵類を食べるのがおすすめです。

カルシウムの働き

しじみに豊富に含まれているカルシウムは、成人の身体には約1kg含まれています。カルシウムの主な働きは以下の通りです。

骨や歯の形成

体内のカルシウムの99%は、リン酸カルシウムとして骨および歯に含まれています。カルシウムが不足すると骨や歯の強度が低下する原因になるため、継続的に摂取することが重要です。

血液・筋肉・神経の生理作用に関与

体内のカルシウムの約1%はカルシウムイオンとして血液・筋肉・神経内に含まれており、それぞれの生理作用に深く関わっています。
血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれていますが、カルシウムの摂取が不足すると骨や歯に含まれるカルシウムが溶けて血液に出ていきます。そのためカルシウムが不足しても血中のカルシウム濃度は変化しませんが、骨や歯が脆くなってしまいます。
筋肉の収縮はカルシウムイオンの濃度変化によってコントロールされています。脳から筋肉の収縮の命令が神経に伝達されると、カルシウムイオンが放出されて筋肉に存在する『トロポニン』というタンパク質と結合します。カルシウムイオンとトロポニンが結合することで筋肉が収縮し、心臓が動いたり、身体を動かしたりすることができます。カルシウムが不足すると筋肉の収縮が不規則になり、筋肉疲労を起こしやすくなります。その結果、心臓の機能異常や筋力低下などの原因となります。
神経内に含まれるカルシウムは神経刺激の伝達にも大きく関わっています。そのためカルシウムが不足すると神経刺激の伝達に影響が出てしまい、情緒不安定・認知障害・うつ病などの症状が現れることがあります。

まとめ

しじみに豊富に含まれているカルシウムは、骨や歯の形成に関与している栄養素です。カルシウムはしじみや牛乳などの食品に多く含まれており、ビタミンDと一緒に摂取することで吸収率を上げることができます。カルシウムが不足すると骨粗鬆症などの原因となるため、しじみなどの食品から継続的に摂取するのがおすすめです。

関連コラムColumn