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死んでいるしじみの特徴と見分け方。死んだしじみを食べてはいけない。

二枚貝の一種であるしじみは、昔から日本人に親しまれてきた食品のひとつです。しじみは栄養価の高い食品ですが、死んでいるしじみを食べると食中毒を引き起こす危険があります。死んでいるしじみにはいくつか特徴があるので、潮干狩りをする時、スーパーや魚屋で購入する時に知っていると便利です。ここでは死んでいるしじみの見分け方と、死んだしじみを食べてはいけない理由についてご紹介します。

死んでいるしじみの特徴

死んでいるしじみの特徴は以下の3点です。

貝の口が開いている

貝の口が開きっぱなしになっているしじみは、死んでいる可能性があります。よく「死んでいる貝は口を開かない」と言われることがありますが、その方法では死んでいるしじみを見分けることはできません。しじみは死ぬと死後硬直が進み、約12時間は貝の口が開きません。しかしそれ以上の時間が過ぎると死後硬直が終わるため、筋肉が緩み貝の口が開き始めます。貝の口が開いているしじみは死んでいる可能性があるため、注意して確認する必要があります。

衝撃に反応しない

貝の口が開いているしじみを見付けた場合、しじみが入っているケースを揺らしたり、しじみを洗ったりして反応を見ることが重要です。しじみは多少の衝撃を加えられたり、冷たい水に入れられたりすると、ビックリして貝の口を閉じます。しかし死んでいるしじみは、衝撃や冷たい水に対して反応することはありません。

腐敗した臭いがする

しじみは死ぬと腐敗菌の増殖が非常に早く進むため、毒素が発生します。この時に強烈な臭いがするため、死んだしじみだと見分けることができます。死んだしじみの殻を無理やり開けるようとすると、他のしじみにも毒素が混ざってしまい食べられなくなります。そのために強烈な臭いがするしじみは無理に口を開けずに、捨てるのが無難です。

死んだしじみを食べてはいけない理由

死んだしじみを食べてはいけない理由は、食中毒を引き起こす危険があるからです。死んでいるしじみで腐敗が進んでいるものは、しじみの中で菌が増殖して毒素が生成されます。食中毒の原因になる菌は様々な種類のものがありますが、代表的なものに黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ、セレウス菌が挙げられます。これらの菌は耐熱性があるため、加熱調理をしても失活することはありません。死んだしじみは加熱調理しても、食べると腹痛・下痢・嘔吐といった症状を引き起こす可能性が高いです。死んだしじみを見付けたら、すぐに捨てた方が無難です。

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