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しじみに含まれる血糖値対策に役立つ栄養素。オルニチン、アルギニンなど。

しじみは疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が得られることで有名な食品ですが、それら以外にも血糖値対策に役立つ栄養素が豊富に含まれています。血糖値をコントロールすることは、糖尿病などの生活習慣病を予防する上でとても重要です。ここでは血糖値が高くなる原因と、しじみに含まれる血糖値対策に役立つ栄養素についてご紹介します。

血糖値が高くなる原因

血糖値が高くなる主な原因は以下の5つです。

偏った食生活

血糖値が上がりやすい炭水化物や甘い物ばかり食べる人。外食の機会が多く、ラーメンや天ぷらなど高カロリーなメニューをよく選ぶ人。食事の時間が不規則で、かつ満腹になるまで食べる人は、血糖値に注意する必要があります。規則正しい生活を送り、バランスのよい食事を摂るよう意識することが大切です。

肥満

肥満になると、血糖値を下げる『インスリン』というホルモンの分泌量が減少したり、細胞がインスリンの働きを感じにくくなったりします。その結果、血液中のブドウ糖が消費されなくなり、血糖値が高い状態が続いてしまうことがあります。

運動不足

運動不足によって体の筋肉が減少すると、基礎代謝(※1)が下がってしまいます。その結果、ブドウ糖の消費量が少なくなり、血糖値が高い状態が続いてしまうことがあります。

(※1)基礎代謝とは、私たちが安静にしていても消費されるエネルギーのこと。心臓の拍動や内臓の消化活動、体温の維持などがあるが、筋肉で消費される基礎代謝量が最も多い。

ストレス

仕事や人間関係のストレスを感じると、交感神経が優位になります。自律神経には緊張やストレスを感じた時に優位になる交感神経と、心が落ち着いてリラックスしている時に優位になる副交感神経があります。強いストレスを受けて交感神経が優位な状態が続くと、血糖値を下げるインスリンが分泌されにくくなり、血糖値が上がりやすくなってしまいます。

遺伝

血糖値が上がりやすい体質、インスリンの働きが低下しやすい体質は遺伝します。両親や兄弟、親戚に糖尿病患者が多い人はリスクが高いため、より注意して血糖値をコントロールする必要があります。

しじみに含まれる血糖値対策に役立つ栄養素

しじみに含まれる血糖値対策に役立つ栄養素は以下の4つです。

オルニチン

しじみに豊富に含まれているオルニチンはアミノ酸の一種で、ストレス緩和効果がある栄養素です。

オルニチン研究会が行った調査によると、健康な男女にオルニチン、またはプラセボ(オルニチンが入っていない食品)を摂取させたところ、オルニチンを摂取したグループは精神的疲労感が軽減されたことが明らかになっています。この調査でストレスを感じた時に分泌される唾液中のコルチゾールの分泌量を比較したところ、オルニチンを摂取したグループはプラセボを摂取したグループよりも分泌量が抑えられていることが確認されています。

コルチゾールはストレスを感じた時にストレスに対抗するために分泌されるホルモンです。非常に役立つホルモンですが、慢性的なストレスでコルチゾールの分泌が過剰になると、血糖値が上手く下がらず、糖尿病を誘発する原因になることがあります。
しじみからオルニチンを摂取することで、ストレス緩和効果を得て血糖値対策に役立てることができます。
オルニチンはしじみ以外に、ヒラメ、キハダマグロ、チーズなどに含まれています。これらの食品に含まれているオルニチン含有量はしじみより少ないため、血糖値対策の補助的に活用するのがおすすめです。

アルギニン

しじみに豊富に含まれているアルギニンはアミノ酸の一種で、ダイエット効果のある栄養素です。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。成長ホルモンの分泌が促進されると、基礎代謝が上がり脂肪燃焼効率を高めることができます。肥満は糖尿病のリスクを上げるため、体重をコントロールすることは血糖値対策をするために重要です。しじみからアルギニンを摂取することで、血糖値対策に役立てることができます。
アルギニンはしじみ以外に納豆、鶏肉、ナッツ、エビ、牛乳などに多く含まれています。

ビタミンB群

しじみに豊富に含まれているビタミンB群は、糖代謝を活性化させる働きをする栄養素です。特にビタミンB1は、炭水化物の代謝をサポートすることでエネルギーを産生する働きがあります。ビタミンB1が不足すると糖はエネルギーとして使われなくなり、血糖値の上昇に繋がるリスクが高まります。しじみからビタミンB1を摂取することで、糖代謝を活性化させ血糖値対策に役立てることができます。

またしじみにはビタミンB1以外に、ビタミンB2・B6・B12、ナイアシン、葉酸といったビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は互いに助け合いながら作用する特徴があるため、複数のビタミンB群が含まれているしじみを食べるのは、血糖値対策をする上で効率的です。

タウリン

しじみに豊富に含まれているタウリンは、現在は研究段階ではありますが、インスリンに作用することで血糖値を下げることが明らかになっています。

ラットを使った実験によると、1型糖尿病になったラットにタウリンを投与すると、血糖値が顕著に下がり血中インスリン濃度が上昇するなどの回復効果が観察されています。これはタウリンによってすい臓の細胞膜が安定化することで、インスリン分泌量の低下が抑えられたのではないかと考えられています。
タウリンはしじみ以外に、サザエ、牡蠣、ホタテ、ハマグリ、アサリ、カツオ、ブリなどの魚介類に多く含まれています。タウリンを活用して血糖値対策を行いたい人は、必ず医師の指導の下で行うようにしましょう。

まとめ

血糖値は偏った食生活、肥満、運動不足、ストレス、遺伝といった原因で上昇し、糖尿病を引き起こすリスクが高くなります。しじみには血糖値対策に役立つ、オルニチン、アルギニン、ビタミンB群、タウリンが豊富に含まれています。普段の食生活で血糖値対策をしたい人は、しじみを活用するのがおすすめです。ただし、しじみは医薬品ではないため、しじみだけで糖尿病対策はできません。しじみを食事に取り入れつつ、肥満対策として適度な運動や、食べすぎを防ぐなど、生活習慣の改善を図りましょう。

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